たむらしげる氏は映像や絵本作家として一種卓越した透明感あふれる幻想的な作品で知られ、国内外において数々の賞を受賞しています。氏の名前を知らないという方も多いのですが、実は氏の作品に一度は誰もが身近にふれていて、その魅力が印象的に記憶されていると言って良いほど、人々の生活に溶け込んでいます。さらに流行に左右されない作風は、子供から大人まで世代を問わず多くの人々に親しまれています。
このたび開催する「たむらしげるの世界展」では、代表作である映像作品の上映や、数多くの絵本原画を展示するほか、より深く氏の世界を探検してゆく意味で、氏の作品づくりの過程でもあるラフやメモなども参考出展。水彩や色鉛筆、布、CGなど、作品ごと多種多彩な画材で表現された氏の世界を余すことなく堪能していただける充実した展示内容となっています。この機会に不思議な魅力を持つ「たむらしげるワールド」をぜひお楽しみください。
a piece of PHANTASMAGORIA ファンタスマゴリア
'95AMDアウォード・グランプリ(郵政大臣賞)受賞
'95マルチメディアグランプリ(エンターテイメント賞)受賞
クジラの跳躍 Glassy Ocean
'98アヌシー国際アニメーション映画祭・カーディフ国際アニメーションフェスティバル・プサン国際映画祭・バンクーバー国際映画祭・'98シッジェス国際映画祭・ロッテルダム国際映画祭出品
平成10年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門 大賞受賞
銀河の魚 URSA minor BLUE
'93モントルー国際エレクトロニック・シネマフェスティバル特別賞
'93毎日映画コンクール大藤信郎賞 受賞
これまでの展覧会の紹介
a piece of PHANTASMAGORIA
©1995 Ai ga areba Daijobu Ltd. ©1995 TAMURA SHIGERU INC. 「どこか見覚えのある」このイラストは日本を代表する絵本・アニメーション作家「たむらしげる」の作品。本展覧会では、透明で幻想的なたむらしげるワールドの魅力に絵本の原画や映像作品を通じて迫ります。 会期 2005年7月29日(金)〜9月19日(月・祝) 会場 八王子市夢美術館 展示作品 映像作品の上映、水彩、色鉛筆、布、CG、絵本作品原画、ラフ、メモ 主催 八王子市夢美術館 企画協力 株式会社アドシステム 協力 愛があれば大丈夫/あかね書房/アニプレックス/偕成社/架空社/青林工藝舎/専門学校桑沢デザイン研究所/テレビ・ステーション(ダイヤモンド社)/トムズボックス/バンダイビジュアル/福音館書店/ほるぷ出版/メディアファクトリー(五十音順) a piece of PHANTASMAGORIA
ファンタスマゴリア ©1995 Ai ga areba Daijobu Ltd. ©1995 TAMURA SHIGERU INC. クジラの跳躍 Glassy Ocean
©1998 たむらしげる MMF・バンダイビジュアル 銀河の魚 URSA minor BLUE
©1993 TAMURA SHIGERU INC. ©1993 Sony Music Entertainment(Japan) /Sony Corporation
たむらしげる プロフィール
1949年東京に生まれる。幼少期から青年期までを八王子市片倉町で過ごす。専門学校桑沢デザイン研究所を修了後、フリーのイラストレーターとして活躍しながら1976年に最初の絵本である「ありとすいか」を出版。その後も精力的に絵本作家として絵本をはじめとする著書を多数出版。また、氏のイラストは数多くの著名作家の表紙を飾るほか、TV情報誌「TV-STATION」の表紙イラストを長年にわたり担当。最近ではニュース番組「ブロードキャスター」(TBS)オープニングアニメーションでもしられている。 オリジナル映像の代表作である「ファンタスマゴリア」「クジラの跳躍」「銀河の魚」は国内外の受賞多数。海外からも多くのファンに支持され、現在、日本を代表する絵本と映像作家のひとり。 |