これまでの展覧会の紹介
特別展
押井守と映像の魔術師たち
OSHII Mamoru and Magicians of Picture Creation
概要
八王子市夢美術館では特別展「押井守と映像の魔術師たち」を開催します。
今日、アニメや実写映画の世界で日本を代表する監督の一人として知られる押井守監督。代表作『機動警察パトレイバー 劇場版』、『アヴァロン』、『イノセンス』、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など常に独自の視点で革新的な映像表現を試みる姿勢はこれまで国内外から高い評価を得ています。
押井作品の特徴は何といっても見る者を圧倒する作品の世界観にあります。細部や質感にもこだわる「大胆かつ繊細」な作品は、架空の世界でありながら、現実世界にも通じるイメージを持つ不思議な感覚を見る者に与え魅了します。
こうした創作の背景にはアニメ・実写・CGを融合する技術的な側面が深く関わっていますが、なによりも押井監督と現場スタッフ(=映像の魔術師たち)による世界観の共有がその中心にあるといえます。緻密な作画によるキャラクターの演技、美しい背景、メカニックデザイン、音楽など、この独特の世界観を形づくってきたスタッフは今や押井作品にとって欠くことのできない存在といえるでしょう。つまり押井作品は、監督と現場スタッフが長年にわたり培ってきた世界に他ならないのです。
この展覧会の企画にあたり、押井監督は自らテーマを「造形を中心に展示したい。展示されたモノ自体が語ってくれる…」と示しました。これは監督が作品づくりにおいて現実のモノをイメージの出発点にしている故のテーマといえます。
本展覧会では押井監督のこのテーマに沿いながら、これまで数多くの作品の制作に使われた小物やプロモーション等で制作された造形物に加え、監督自筆の絵コンテ、現場スタッフたちの設定画、原画などを一堂に集めて展示します。それらから見えてくる細部への「こだわり」や作品イメージの出発点となったモノなどに触れながら、押井作品の創作の背景に迫り、それぞれの作品の根底に流れる世界観に焦点を当て紹介します。
今日、アニメや実写映画の世界で日本を代表する監督の一人として知られる押井守監督。代表作『機動警察パトレイバー 劇場版』、『アヴァロン』、『イノセンス』、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など常に独自の視点で革新的な映像表現を試みる姿勢はこれまで国内外から高い評価を得ています。
押井作品の特徴は何といっても見る者を圧倒する作品の世界観にあります。細部や質感にもこだわる「大胆かつ繊細」な作品は、架空の世界でありながら、現実世界にも通じるイメージを持つ不思議な感覚を見る者に与え魅了します。
こうした創作の背景にはアニメ・実写・CGを融合する技術的な側面が深く関わっていますが、なによりも押井監督と現場スタッフ(=映像の魔術師たち)による世界観の共有がその中心にあるといえます。緻密な作画によるキャラクターの演技、美しい背景、メカニックデザイン、音楽など、この独特の世界観を形づくってきたスタッフは今や押井作品にとって欠くことのできない存在といえるでしょう。つまり押井作品は、監督と現場スタッフが長年にわたり培ってきた世界に他ならないのです。
この展覧会の企画にあたり、押井監督は自らテーマを「造形を中心に展示したい。展示されたモノ自体が語ってくれる…」と示しました。これは監督が作品づくりにおいて現実のモノをイメージの出発点にしている故のテーマといえます。
本展覧会では押井監督のこのテーマに沿いながら、これまで数多くの作品の制作に使われた小物やプロモーション等で制作された造形物に加え、監督自筆の絵コンテ、現場スタッフたちの設定画、原画などを一堂に集めて展示します。それらから見えてくる細部への「こだわり」や作品イメージの出発点となったモノなどに触れながら、押井作品の創作の背景に迫り、それぞれの作品の根底に流れる世界観に焦点を当て紹介します。
特別展イベント「押井守 講演会」(要事前申込)
2010年8/13(金)18:00〜19:30まで、押井守講演会を開催します。
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。
展覧会データ
特別展
押井守と映像の魔術師たち
会期
2010/07/16(金)〜2010/09/05(日) 終了しました
開館時間
10:00〜19:00 入館は18:30まで
ただし8/7(土)、8/8(日)は21:00まで開館。(入館は閉館の30分前まで)
ただし8/7(土)、8/8(日)は21:00まで開館。(入館は閉館の30分前まで)
休館日
会期中無休
主催
財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
監修
押井
守
特別協力
バンダイビジュアル/Production I.G/DEIZ/バルク/モーターライズ/水野プロダクション/八八粍
企画協力
株式会社 スタジオ・タック
協力
講談社/中央公論新社/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント/東北新社/角川書店/徳間書店/他(順不同)
観覧料
「ご利用案内」ページの観覧料をご覧ください
展示内容
『イノセンス』、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などアニメや映画で国内外から高い評価を得てきた押井守監督。その世界を主要スタッフの仕事を交えながら、造形物、設定画、取材資料などで紹介し、押井作品の創作の背景やその根底に流れる世界観に焦点を当てます。
プロフィール
押井 守(おしい まもる)
1951年8月8日、東京生まれ。1983年「うる星やつら
オンリー・ユー」で、劇場映画初監督。
以降、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(84年)、「機動警察パトレイバー 劇場版」(89年)、「機動警察パトレイバー2 the Movie」(93年)など、数々の劇場作品を手がける。
1995年公開の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は日米英で同時公開され、海外の著名監督に、大きな影響を与えた。2004年公開「イノセンス」は、日本のアニメーション映画としては初めての、カンヌ国際映画祭オフィシャル・コンペティション部門出品作品となった。
2008年夏には「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」が公開。また、2009年公開の「宮本武蔵-双剣に馳せる夢-」では、原案・脚本を手がける。
以降、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(84年)、「機動警察パトレイバー 劇場版」(89年)、「機動警察パトレイバー2 the Movie」(93年)など、数々の劇場作品を手がける。
1995年公開の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は日米英で同時公開され、海外の著名監督に、大きな影響を与えた。2004年公開「イノセンス」は、日本のアニメーション映画としては初めての、カンヌ国際映画祭オフィシャル・コンペティション部門出品作品となった。
2008年夏には「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」が公開。また、2009年公開の「宮本武蔵-双剣に馳せる夢-」では、原案・脚本を手がける。
講演会出演者
西尾 鉄也(にしお てつや)
1968年6月23日生まれ、愛知県出身。
TV「おそ松くん」で動画デビュー。アニメ・スポットを経て、Production
I.Gに所属。「ミニパト」、「スッキリ!!・クロラ」など、デフォルメ画風にも定評がある。
主な作品は、TV「忍空」、映画「イノセンス」、TV「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」、TV・映画「NARUTO — ナルト — 」、映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」など。