これまでの展覧会の紹介
八王子市夢美術館特別展
ムットーニ ワールド からくりシアターⅡ
World of MUTTONI ー Automaton Theater Ⅱ ー
概要
2009年に当館で好評を博した特別展「ムットーニ ワールド からくりシアター」の続編として自動人形師として知られるアーティスト ムットーニ氏(本名 武藤政彦)の作品を紹介します。
ムットーニ氏は、1956年に横浜市に生まれ、現在は八王子市と同じ多摩地域の国立市に在住するアーティストです。その作品は油絵や彫刻といった既存の美術作品とは違い、箱などに内蔵された人形や様々な演出装置によってある物語が表現されます。「人形がただ1回転するだけで、物語が成立するかもしれない…」との着想から生まれたこれらの作品は西洋のオートマタ(自動人形)や日本のからくり人形とも似ていますが、氏の作品では人形や装置の多様な動きに加え、音楽、効果音、光(照明)、そして時には本人の語りなどが入り多くの要素が複雑に重なり合いながらある世界観や物語がつくられます。その意味で人形や動物、モノなどのリアルな動きの再現が中心のオートマタとは異なります。加えて作品の主役がその場で繰り広げる物語や空間にある点は氏の作品の大きな特徴で、観客はまるで映画や演劇を観ているような感覚に陥ります。そうした特徴からもしばしば作品は総合芸術と評され、また、本人のみならず作品そのものがムットーニと呼ばれます。今回の展示は主要な大型、中型、室内型作品など約20台の自動人形作品に加え、油彩画、レリーフ画、制作過程のラフスケッチなど、より深い内容で紹介します。また、代表作だけでなく本展のために新たに制作された作品も展示し、上演会(本人の語り)も交えながら、光、動き、そして音楽と言葉が織りなす箱の中の物語「ムットーニ ワールド」を展開します。
ムットーニ氏は、1956年に横浜市に生まれ、現在は八王子市と同じ多摩地域の国立市に在住するアーティストです。その作品は油絵や彫刻といった既存の美術作品とは違い、箱などに内蔵された人形や様々な演出装置によってある物語が表現されます。「人形がただ1回転するだけで、物語が成立するかもしれない…」との着想から生まれたこれらの作品は西洋のオートマタ(自動人形)や日本のからくり人形とも似ていますが、氏の作品では人形や装置の多様な動きに加え、音楽、効果音、光(照明)、そして時には本人の語りなどが入り多くの要素が複雑に重なり合いながらある世界観や物語がつくられます。その意味で人形や動物、モノなどのリアルな動きの再現が中心のオートマタとは異なります。加えて作品の主役がその場で繰り広げる物語や空間にある点は氏の作品の大きな特徴で、観客はまるで映画や演劇を観ているような感覚に陥ります。そうした特徴からもしばしば作品は総合芸術と評され、また、本人のみならず作品そのものがムットーニと呼ばれます。今回の展示は主要な大型、中型、室内型作品など約20台の自動人形作品に加え、油彩画、レリーフ画、制作過程のラフスケッチなど、より深い内容で紹介します。また、代表作だけでなく本展のために新たに制作された作品も展示し、上演会(本人の語り)も交えながら、光、動き、そして音楽と言葉が織りなす箱の中の物語「ムットーニ ワールド」を展開します。
展覧会出品作品より
「ムットーニ ワールド からくりシアターⅡ」上演会
作家自らが作品中で展開するストーリーを語り作品をご紹介します。
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。
展覧会データ
ムットーニ ワールド からくりシアターⅡ
会期
2011/05/20(金)〜2011/06/26(日) 終了しました
開館時間
10:00〜17:00 入館は16:30まで
※ただし、本展覧会で作品を全て御鑑賞いただくには1時間30分ほど必要です。
休館日
毎週月曜日
主催
財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
監修
武藤政彦
協力
世田谷区立世田谷文学館
企画協力
株式会社アートキッチン
出展作品(予定)
「ザ トップ オブ キャバレー」「サテライト キャバレー」「クリスタルキャバレー」「カンターテ ドミノ」「アローン ランデブー」「眠り」「ナイト エレメント」「ワルツ オン ザ シー」「エル サルサ デ メディアノーチェ」「ギフト フロム ダディ」「オートマタ祭壇」など
観覧料
「ご利用案内」ページの観覧料をご覧ください
プロフィール
ムットーニ(本名 武藤政彦)
1956年横浜市生まれ。工場が立ち並ぶ京浜工業地帯で少年時代を過ごす。家に帰ると、その日見て感じたモノを油粘土で再現して遊んでいた。十代半ばから油彩画を描き始め、高校卒業後、創形美術学校に入学。卒業後、東京都国立市にアトリエを構え、のちに再び粘土による人形制作に没頭。人形、光、効果音、背景の転換などの要素を詰め込んだ「箱」が、電動の仕掛けによりストーリー展開していくという独自の世界を確立する。その作品は「自動人形からくり箱」と称され、広く評価を得ている。
ムットーニ公式ホームページ
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