これまでの展覧会の紹介
作品集出版記念 特集展示
銅版画家 清原啓子の宇宙
The Etcher, KIYOHARA Keiko Retrospective Exhibition
展示内容
夭折の銅版画家、清原啓子の全銅版画を紹介します。
日本版画界に彗星のように現れて去っていった清原啓子(1955〜1987年)。八王子に生まれ育ち、多摩美術大学を卒業した彼女が30年ほどの短い生涯で遺した作品は僅か30点でした。久生十蘭、埴谷雄高、三島由紀夫など神秘的、耽美的な傾向の文学を愛し、その「物語性」にこだわった精緻で眩惑的な作品は没後30年近く経った現在でも根強い人気を保ち、伝説的に語られて多くの人々を魅了し続けています。
本展覧会では、未完の作品を含む全銅版画と素描、銅板原版等の資料をあわせて展示いたします。特に、おそらく今後公開されることはないであろう、20段階を超える試刷りの展示は圧巻です。
なお、今回の展覧会は清原啓子作品集の出版を記念して企画されたものです。
Hachioji Yume Art Museum is now holding a retrospective exhibition of the etcher: KIYOHARA Keioko who died young. She left merely 30 copper printings behind during her short thirty-one year lifetime; however, her fine, dazzling, rich storied works have been fascinating many people. We introduce her copper printings along with the original drawings, the copper printing plates, and the other valuable materials relating on her works.
展覧会出品作品より
銅版画家 清原啓子の宇宙 ギャラリートーク 終了しました
講師 渡辺達正(多摩美術大学教授)
2014年12月6日(土) 午後3時〜4時
講師 当館学芸員
2014年11月30日(日) 午後3時〜3時40分
2014年12月13日(土) 午後3時〜3時40分
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。
作品集について
書名 『銅版画家 清原啓子作品集』
体裁 A4変型判 ソフトカバー 104ページ モノクロダブルトーン
監修 八王子市夢美術館
発行 阿部出版株式会社
価格 3,000円(本体)+税
発行日 2014年11月30日
全銅版画、素描、詩編等を掲載
「銅版画家 清原啓子の宇宙」動画配信
特集展示
銅版画家 清原啓子の宇宙
会期
2014/11/30(日)〜2014/12/14(日)
開館時間
10:00〜19:00 入館は閉館の30分前まで
休館日
会場
観覧料
15名以上は団体料金を適用
土曜日小中学生無料 未就学児無料
出品数
未完の作品を含む銅版画全30点、 素描13点、
銅板原版4点の他、多数の試刷りと制作ノート等の資料を展示