これまでの展覧会の紹介
広重 二つの東海道五拾三次保永堂版と丸清版
Hiroshige’s "Fifty-Three Stations of the Tokaido Road"
Two different versions issued by publishers Hoeido and Marusei
Two different versions issued by publishers Hoeido and Marusei
休館日 : 月曜日 ※ただし、祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館
開催概要
八王子市夢美術館では、江戸後期に活躍した歌川広重の代表作「東海道五拾三次」を二つのバージョンで紹介する特別展「広重 二つの東海道五拾三次 保永堂版と丸清版」を開催します。
歌川広重(1797〜1858年)は、天保3年(1832年)の夏、京都御所へ御料馬を献上する八朔御馬進献の行事を記録するため江戸から京都へ上ったといわれます。そして、翌年の天保4年(1833年)に、この道中のスケッチをもとに描いた『東海道五拾三次之内』が保永堂と僊鶴堂から共同で出版、のちに保永堂の単独出版となり天保5年(1834年)、53か所の宿場町に日本橋と京都を加えた全55図の大判錦絵として完結します。これが今日最も良く知られる「保永堂版」の東海道です。本作は当時人々の旅や行楽への欲求を背景に大ヒットとなり、広重30代の出世作となりました。そして、名所絵師としての確固たる地位を築いた広重は生涯にわたって20種類以上もの東海道シリーズを制作します。その一つが広重が50代で描いた「丸清版」の東海道です。本作『東海道』は嘉永2年(1849年)、丸屋清次郎の寿鶴堂から出版され、画題が隷書体で書かれていることから通称「隷書版東海道」とも呼ばれます。
本展ではこの「保永堂版」と「丸清版」を同時に展示、また、大正時代に撮影された宿場の写真もあわせてご覧いただきます。同じ宿場を描きながらも構図や、色数、題材への捉え方の違いなどを二つの東海道の風景を比べながらお楽しみください。
展覧会作品
「広重 二つの東海道五拾三次 保永堂版と丸清版」ギャラリートーク(申込不要 計2回)
日時
平成30年5月26日(土)、6月16日(土) いずれも午後3時〜4時
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。
特別展
広重 二つの東海道五拾三次
保永堂版と丸清版
会期
開館時間
10:00〜19:00
入館は18:30まで
休館日
会場
観覧料
学生(小学生以上)・65歳以上:250円
15名以上は団体割引料金(2割引)を適用
未就学児無料 土曜日は小・中学生無料