これまでの展覧会の紹介
ムットーニワールド からくりシアターⅢ
World of MUTTONI -Automaton Theater Ⅲ-
2013/09/13(金)〜2013/11/24(日)10:00〜19:00 終了しました
概要
2009年、2011年に当館で好評を博した特別展「ムットーニワールド からくりシアター」の第3弾としてムットーニ氏(本名 武藤政彦)の作品を紹介します。
自動人形師として知られるムットーニ氏は、1956年に横浜市に生まれ、現在は八王子市と同じ多摩地域の国立市で活動するアーティストです。その作品は油絵や彫刻といった既存の美術作品とは違い、箱などに内蔵された人形や様々な演出装置によってある物語が表現されます。「人形がただ1回転するだけで、物語が成立するかもしれない…」との着想から生まれた作品は西洋のオートマタ(自動人形)や日本のからくり人形とも良く似ていますが、氏の作品は人形や装置の多様な動きにあわせ音楽、効果音、光(照明)、そして時には本人の語りなどが入り、多くの要素が重なり合いながらある世界観や物語がつくられます。その意味で人形や動物、モノなどのリアルな動きの再現が中心のオートマタとは異なります。また、作品の主役がその場で繰り広げる物語や空間にある点は氏の作品の大きな特徴で、観客はまるで映画や演劇を観ているような感覚に陥ります。その特徴から作品は総合芸術と評され、また、本人のみならず作品そのものがムットーニとも呼ばれます。今回は主な大型、中型、室内型作品などお馴染みの自動人形作品に加え、より大がかりな展開が魅力の組作品も展示。油彩画、レリーフ画、ラフスケッチなどもあわせ、これまでよりも充実した内容で紹介します。また、代表作だけでなく新作も公開。恒例となった作家本人による上演会(本人の語り)も交えながら、光、動き、そして音楽と言葉が織りなす箱の中の物語「ムットーニワールド」を今回もお楽しみください。
自動人形師として知られるムットーニ氏は、1956年に横浜市に生まれ、現在は八王子市と同じ多摩地域の国立市で活動するアーティストです。その作品は油絵や彫刻といった既存の美術作品とは違い、箱などに内蔵された人形や様々な演出装置によってある物語が表現されます。「人形がただ1回転するだけで、物語が成立するかもしれない…」との着想から生まれた作品は西洋のオートマタ(自動人形)や日本のからくり人形とも良く似ていますが、氏の作品は人形や装置の多様な動きにあわせ音楽、効果音、光(照明)、そして時には本人の語りなどが入り、多くの要素が重なり合いながらある世界観や物語がつくられます。その意味で人形や動物、モノなどのリアルな動きの再現が中心のオートマタとは異なります。また、作品の主役がその場で繰り広げる物語や空間にある点は氏の作品の大きな特徴で、観客はまるで映画や演劇を観ているような感覚に陥ります。その特徴から作品は総合芸術と評され、また、本人のみならず作品そのものがムットーニとも呼ばれます。今回は主な大型、中型、室内型作品などお馴染みの自動人形作品に加え、より大がかりな展開が魅力の組作品も展示。油彩画、レリーフ画、ラフスケッチなどもあわせ、これまでよりも充実した内容で紹介します。また、代表作だけでなく新作も公開。恒例となった作家本人による上演会(本人の語り)も交えながら、光、動き、そして音楽と言葉が織りなす箱の中の物語「ムットーニワールド」を今回もお楽しみください。
展覧会出品作品より
展覧会イベント「ムットーニワールド からくりシアター」上演会
(申込不要・計19日/38回)
作家自らが作品中で展開するストーリーを語り作品をご紹介します。
会場・日時の詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。
特別展
ムットーニワールド からくりシアターⅢ
会期
2013/09/13(金)〜2013/11/24(日)
開館時間
10:00〜19:00 入館は18:30まで
休館日
月曜日(祝日の場合、翌日火曜日が休館)
会場
八王子市夢美術館
観覧料
「ご利用案内」ページの観覧料をご覧ください
出展作品(予定)
「メランコリー ビーナス」「サテライト キャバレー」「カンターテ ドミノ」「グロリア マリアが来たりて」「インターメッツォ」「漂流者」「テンペスタ」「ワルツ オン ザ シー」「ザ ダイアリー オブ ウィングズ」「ラジオ ノアール」など
展示内容
ムットーニ氏が創り出す自動人形からくり箱の世界。好評につき3度目となる本展では代表作や新作の紹介に加え、恒例となった作家本人による上演会(本人の語り)も開催。光、動き、音楽と言葉が織りなす物語を今回もお楽しみ下さい。
ムットーニ(本名 武藤政彦)
1956年横浜市生まれ。工場が立ち並ぶ京浜工業地帯で少年時代を過ごす。家に帰ると、その日見て感じたモノを油粘土で再現して遊んでいた。十代半ばから油彩画を描き始め、高校卒業後、創形美術学校に入学。卒業後、東京都国立市にアトリエを構え、のちに再び粘土による人形制作に没頭。人形、光、効果音、背景の転換などの要素を詰め込んだ「箱」が、電動の仕掛けによりストーリー展開していくという独自の世界を確立する。その作品は「自動人形からくり箱」と称され、広く評価を得ている。
ムットーニ公式ホームページ
ムットーニ公式ホームページ