これまでの展覧会の紹介

ヘンドリック・ホルツィウス 「羊飼いの礼拝」 エングレーヴィング 1600年頃
いとも美しき西洋版画の世界
15世紀のデューラーから20世紀のピカソまで
The Marvelous World of Occidental Prints
15世紀ドイツのデューラーから、16世紀フランドルのブリューゲル、17世紀オランダのレンブラント、18世紀スペインのゴヤ、19世紀フランスのルドン、そして20世紀のピカソまで。各時代、地域の巨匠たちを一堂に会し、西洋版画500年の歴史をたどります。

会期
2008年12月5日(金)〜2009年1月27日(火)

休館日
月曜日(祝日の場合は翌火曜日)及び年末年始(12月29日〜1月3日)

開館
午前10時〜午後7時 入館は午後6時30分まで

主催
(財)八王子市学園都市文化ふれあい財団

監修
坂本 満

特別協力
町田市立国際版画美術館 ガレリア・グラフィカ

企画協力
株式会社アートプランニング レイ

ヨーロッパの版画の歴史は、東方からの紙の伝来にともない14世紀末の木版画によって始まります。15世紀に入り銅版画が発達すると版画は広く普及し、ルネサンスの息吹をヨーロッパ各地に浸透させていきました。テレビやインターネットはもちろん、現在のような印刷技術のなかった時代、版画はマスコミュニケーションの道具としての役割を担い、当代の巨匠による作品の数々を伝えていったのです。19世紀にはリトグラフという新技法も登場し、版画の表現はさらに豊かで多様なものとなって、多くの芸術家による作品が生み出されています。
ときには手のひらにおさまるほどの小さな紙片でありながら、宗教・神話・文学・道徳・寓意・風俗など様ざまな物語が繰りひろげられる小宇宙。芸術品としての版画の魅力は、その小さな画面に無限の広がりと、悠久の時間を感じさせるところにあるのでしょう。
今回、紹介する作品は、一人の日本人コレクターによって50年の歳月をかけて蒐集されたものです。西洋版画の草創期から近代までの版画史を展望する貴重なコレクションで、西洋版画の魅力をお楽しみください。

※虫メガネ貸出中。販売もしております。(数に限りがございます。)

こちらから版画史年表と、デューラーの作品解説をダウンロードできます。
版画史年表 [ PDF 136KB ]
デューラーの作品解説 [ PDF 1.1MB ]



【展示作家】
ションガウアー、メッケネム、マスターAG、デューラー、マスターMZ、クラーナハ、ホプファー、アルトドルファー、バルドゥング、S・ベーハム、B・ベーハム、アルデグレーファー、ルーカス・ファン・レイデン、ボス、ブリューゲル、ホルツィウス、サーンレダム、ミュラー、マタム、ヴェルデ、ルーベンス、レンブラント、ロベッタ、ライモンディ、ティツィアーノ、ギージ、カロ、 デッラ・ベッラ、ピラネージ、ホガース、ゴヤ、ブレイク、ドラクロワ、ドーミエ、メリヨン、ブラックモン、ミレー、コロー、ブレスダン、ファンタン = ラトゥール、ロダン、ルドン、ゴーギャン、ロートレック、ホイッスラー、クリンガー、アンソール、ヴァロットン、ビアズリー、ムンク、コルヴィッツ、クレー、カンディンスキー、シャガール、シーレ、ブラック、ルオー、マイヨール、マティス、ピカソ、エッシャー、ニコルソン、ムア、エルンスト、マグリット、ミロ、ジャコメッティ、マリーニ、エミリオ・グレコ


イスラエル・ファン・メッケネム 「聖アントニウス」 エングレーヴィング 1470年頃

マルティン・ションガウァー 「白鳥の盾をもつ貴婦人」 エングレーヴィング 1480〜90年頃

「ラッパを吹く七人の天使」『黙示録』より 木版 1496〜97年頃

ルーカス・クラーナハ(父) 「マグダラのマリアの法悦」 木版 1506年


ピーテル・ブリューゲル(父) 「最後の審判」 エングレーヴィング 1558年

ペーテル・パウル・ルーベンス 「聖カタリナ」 エッチング、エングレーヴィング 1620年頃

レンブラント・ファン・レイン 「宝章のついたヴェルベット帽をかぶり口ひげをたくわえた男の肖像」 エッチング 1637年


ジャック・カロ 「聖アントニウスの誘惑」 エッチング 1635年


ジョバンニ・バッティスタ・ピラネージ 「マルケレス劇場」 エッチング 1740〜60年頃

オディロン・ルドン 「そして空から舞い降りた大きな鳥が彼女の頭のてっぺんに襲いかかる…」(ギュスターブ・フロベール『聖アントワーヌの誘惑 第一集』より) リトグラフ 1887年

エドヴァルド・ムンク 「病める子」 ドライポイント、ルーレット、バーニッシャー 1894年