これまでの展覧会の紹介

粟津潔 寺山修司主宰天井桟敷「犬神」ポスター
1969年 シルクスクリーン ポスターハリスカンパニー蔵
氾濫するイメージ
反芸術以後の印刷メディアと美術 1960’S〜70’S
An Overflow of Images
The Works of Art in the Age of Mechanical Reproduction After Anti-Art in Japan
昭和40年代、情報化時代の到来とともに、主に印刷メディアを通して華々しく展開したビジュアルなイメージ。赤瀬川原平、粟津潔、宇野亜喜良、木村恒久、タイガー立石、つげ義春、中村宏、横尾忠則の8名による仕事から、600点を超える多量のポスターや装丁、挿画、絵画や版画等を通して多様なイメージの数々を展覧します。

会期
2009年4月4日(土)〜2009年5月17日(日)

開館
午前10時〜午後7時 入館は午後6時30分まで

休館日
毎週月曜日 ただし5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は振替休館

主催
財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団、読売新聞東京本社、
美術館連絡協議会

協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷

協力
金沢21世紀美術館、国立国際美術館、
白石コンテンポラリーアート、ヨコオズ・サーカス

出品作家
赤瀬川原平、粟津潔、宇野亜喜良、木村恒久、タイガー立石
つげ義春、中村宏、横尾忠則

第二次世界大戦の敗戦から20年。政府によって発表されていた所得倍増計画は、瞬く間に、その成果を示し、日本は驚異的な高度経済成長の真っ只中にありました。東京オリンピックを経て大阪万博の開催、私たちの生活はどんどん豊かになり、また、この時代は70年安保への反対運動が高まるなど、熱い政治の季節でもありました。そしてオイルショック後には、その熱気は冷め始め、経済も低迷し低成長時代を迎えます。本展覧会の背景となるのは、そんな時代です。
美術も時代に応じて熱い前衛的な動向が注目され、それまでの「絵画」や「彫刻」を否定した「反芸術」が登場しており、やがて色彩や図像が抑えられた、禁欲的な表現が拡がっていきます。その一方で、印刷メディアを中心に様ざまな表現が現れていました。このころ、色彩や図像・イメージの主流は「美術」より、出版やポスターなどグラフィック・アートやマンガなど、サブカルチャーにあったといえるのではないでしょうか。そこには、進歩した印刷技術と流通の上に立って開花した、優れた才能の存在がありました。本展覧会で紹介する8名の仕事から、時代と共にあったビジュアルイメージをお楽しみください。


つげ義春「ねじ式」より 1968年
画像提供 青林工藝舎

宇野亜喜良 ヤマナシ・ミニブック 1967年
スパンアートギャラリー蔵

横尾忠則 バラ色ダンス ガルメラ商会ポスター
1965年 国立国際美術館蔵

赤瀬川原平「日本お伽月報2桃太郎」原画
1974年

中村宏 「ドラキュラ」表紙原画 1973年
練馬区立美術館蔵

タイガー立石 A Point 1973年
埼玉県立近代美術館蔵

木村恒久 ブタに吠える 1980年